小さい頃、どちらかというと食が細くご飯をおかわりすることはあまりなかった私ですが、
かやくご飯(炊き込みご飯)となると話は別、お茶わん3杯くらいぺろりと平らげて母を驚かせていたものです。干し椎茸は当然のことながら当時の嫌いなものベストスリー入りしていましたが、かやくご飯に入っていると不思議と平気でした。少しおこげのあるおしょうゆ味のご飯の香りを記憶の引き出しから引っ張り出すと、その頃の食卓の風景や若かった母の姿がセピア色に蘇ります。
今でも和風の炊き込みご飯もライスクッカーで炊きますが、
それと同様に、タマネギやニンニクをご飯と炒めて冷蔵庫にある野菜や肉、シーフードと一緒に洋風の炊き込みご飯を作ります。たくさん具材が入るので、ほとんどおかずとご飯が一体化した食べ物ですので、ご飯を炊いたり蒸らしたりしている間にさらっとしたスープなどを用意すればそれだけで立派な食事になりますし、お客様の時にはお腹の膨れる一品として活躍してくれます。
彩りもいいので、平鍋ごとドント出せばテーブルも華やかに。
ここに挙げる具材はほんの一例ですので、好きなものを取り混ぜて自分好みの洋風炊き込みご飯を作ってみてください、是非、平鍋で!
<材料>(φ240平鍋(並))
米 2合
水 320cc(水分の多い素材と一緒に調理するので、少し少なめ)
ニンニク 1片(みじん切り)
玉ねぎ 半個 (みじん切り)
鶏モモ肉(一口大にカットして軽く塩胡椒)
しめじ 1パック(石づきを取ってほぐす)
パプリカ 1個(1cm角くらいにカット)
トマト 1個(8等分くらいにカット)
ベイリーフ 2枚くらい
塩胡椒 適量
平鍋にオリーブオイル(大さじ3くらい)を熱しみじん切りのニンニクとタマネギを中火で炒める。
タマネギが透き通ってきたら米(洗わず)をいれて、やや透き通るくらいまで炒める。
(油を全体に絡める感じで)
軽く塩(小さじ1程度)胡椒をし、水を注いでベイリーフ、しめじ、鶏肉、トマト、パプリカをのせ蓋をして加熱。はじめは強火で、煮立ってきたら弱火で20分炊く。
炊き上がったら15分くらい蒸らしてまんべんなく混ぜる。
最後に味をみて、足りないようなら塩で調整する。
お好みで刻んだパセリを散らし、レモンを添えてどうぞ。
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