top of page

バナナブレッド Banana Bread

  • 執筆者の写真: Momoko Otani
    Momoko Otani
  • 3月19日
  • 読了時間: 4分


私はバナナが好きです。食べることはもちろん、ワサワサ繁る葉っぱや大きな花など、その姿も。

学生時代から、美味しそうなバナナをスーパーで見つけるとついつい房で買っていました、1人で暮らしているのに。。。(笑)

でも、消費するのに時間がかかって、いつの間にか熟しすぎて黒くなってしまうこともしばしば。

そんな時に作り方をおぼえて、今でもずっと作っているのがバナナブレッド。

熟したバナナをつぶして、砂糖と卵にミルク、小麦粉などと一緒に混ぜて焼くだけ。

ごくごく簡単な家庭料理で、アメリカではお母さんの味といったところでしょうか。

ブレッドとはいえ、ほんのり甘くてケーキと呼んでもいいようなもの。

アメリカやオーストラリアではマフィンやスコーンなどと並んでベーカリーで売られている甘いパンの代表格です。

ある時、我が家に泊まっていたオーストラリアの友人と朝ごはんをしていたら、、、

スライスしたこのバナナブレッドをトースターで焼いてバターを塗って食べ始め、真似してみたらあまりの美味しさにびっくり!

それまでは2日目以降は冷たくて少し固くなったものを飲み物と一緒に食していたけれど、こうすればふわっとやわらかくバナナの甘ーい香りが際だって別格になるということを教えられました。

それ以来、この食べ方は我が家の定番です。


バナナの話でもうひとつ、私のうつわ作りに関するお話を。

学生時代に過ごしたインドネシアでバナナの葉っぱの美しさに魅かれた私。

うつわ作りを始めた当初、「どんな器を作ろうか?」と考え、まっ先に思いついたのが、

「インドネシアで見た元気で美しいバナナの葉っぱをお皿に描いてみよう」でした。

幸い多くの方に愛されて、それ以来ほぼ25年間ずっとお皿やカップにバナナの葉っぱを描き続けています。(みなさんに感謝!)

今でもバナナの葉っぱを描いている時によく頭に浮かぶのは、インドネシアで過ごした豊かな時間。

日本からアメリカ経由でインドネシアへ降り立った20代の私の目の前でくりひろげられていたのは、

庭の木にたわわに実るマンゴーやアボガドをおやつに食べ、

喉が渇いたらヤシの木に登ってもいできたココナツを割ってジュースを飲み、

庭を走り回っている鶏が産んだ卵を食べ(時にはその鶏も)、

近くの海で獲ってきた魚をココナツミルクとスパイスで煮込み、、、等々、

あくせくしなくてもすぐそばに食べ物がたくさんある豊かな暮らしでした。

いわゆる『文明社会』で生まれ育った私にとって、インドネシアで暮らした日々はカルチャーショックの連続で、「ほんとの豊かさってなんだろう?」と悩み、それ以降、少し世の中の見え方が変わったような気がします。


おっと、バナナブレッドから私の幸福観までちょっと熱く語ってしまいましたが、、、

とにかく、いろんなかたちで美味しく食べられる南国生まれの果物、バナナ。

皮が黒くなり始めたら、、、さあ、バナナブレッドを焼いてみてください!




<材料>(20cm×10cmのパウンド型1本分)


きび砂糖 80g

塩 ひとつまみ

サラダ油 60g

卵 小2個

牛乳 50cc

バニラエッセンス 少々

よく熟したバナナ 大1本(フォークの背で潰してお好みでラム酒小さじ1程度をまぶしておく)

クルミ(ローストしたもの)30g(粗く刻むか手で軽く割っておく)


薄力粉 120g

ベーキングパウダー 小さじ1(4g)

シナモン 少々



(下準備)

・パウンド型にオーブンペーパーを敷く

・バナナを潰す

・くるみを刻む

・オーブンを180度に予熱する




1.サラダ油と砂糖、塩を合わせハンドミキサー(または泡立て器)でよく混ぜる。


2.卵→牛乳→バニラエッセンス→潰したバナナの順に入れてよく混ぜる。


3.合わせた粉類(薄力粉、ベーキンパウダー、シナモン)を2のボウルにふるいながら入れ、

ゴムベラなどで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。(練らないように) 


4.型に流し入れ、180度のオーブンで45〜50分焼く。(オーブンによって焼き具合が変わるので様子を見ながら調整してください。竹串をさしてみて何もついてこなければOK。)




オーストラリアの友人から学んだ、トーストしてバターを塗って食べる方法。

リッチなケーキのようになります。ホワット温かくてバナナのよい香りが口いっぱいに広がります。


こんな風にマフィン型に入れて焼いてもいい。少し焼き時間が短くなります。(30分くらい)

Comments


bottom of page